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フルテキストURLD300018000004.pdf ( 4.2MB ) 公開日 2020-06-03
タイトル糸からの苗族刺繍研究 : 中国貴州省黔東南苗族侗族自治州雷山県西江鎮の刺繍を研究対象として
タイトルヨミイト カラノ ミャオゾク シシュウ ケンキュウ : チュウゴク キシュウショウ ケントウナン ミャオゾク トンゾク ジチシュウ ライザンケン セイコウチン ノ シシュウ オ ケンキュウ タイショウ トシテ
タイトル別表記Interpretation of Miao embroidery from embroidery line : the embroidery of Xijiang town, Leishan County, Qiandongnan Miao and Dong Autonomous Prefecture,Guizhou Province as the object of study
作成者楊, 梅竹
作成者別表記Yang, Meizhu
内容記述(抄録等)中国の苗族は文字を持たない民族であり、苗族の刺繍は時として自民族の歴史を記録する「文字」として説明される。これまで苗族の刺繍に関する研究は、刺繍の紋様、技法、色などの面にその意義を置き、論述するものがほとんどであった。細部である刺繍糸に注目して、糸・刺繍・刺繍製作者の関係についての研究はほとんど存在しなかった。しかし存在しないからといって、重要でないわけではない。刺繍を見る際に、紋様と技法はもちろん重要であるが、刺繍に不可欠な素材である刺繍糸を見逃しては刺繍そのものの価値を理解するには不完全である。本論の調査地は中国貴州省黔東南苗族侗族自治州雷山県の西江鎮とし、刺繍をする苗族女性に聞き取り調査し、現地の博物館、刺繍販売店などで集めた刺繍及び刺繍糸に焦点を当てる。これまで研究者たちが刺繍の紋様、刺繍の技法で苗族の刺繍を解読したことはもちろん重要であるが、刺繍製作には刺繍糸がなければならない。そのため、本論は苗族刺繍の刺繍糸に注目し、糸の色彩と素材の特質を検討した上で、刺繍糸、刺繍、刺繍製作者との関連性を考察する。近年、技術の発展により、機械製作の刺繍が現れ、手工製作の刺繍と同じ場所で販売されるような状況が生じている。本論は刺繍糸を通して機械製作と手工製作の刺繍の違いを見出すことで、手工製作の刺繍の芸術的な価値、文化的な価値及び経済的な価値などについて再考する。加えて調査地である西江で集めた刺繍のデータを分析し、刺繍の色彩的特徴を物質としての糸の観点からとらえなおし、女性たちが刺繍製作過程において、「いかに糸によって動かされているか」を明らかにする。また、糸・刺繍・刺繍製作者の関係を改めて整理することで、これまで技法と紋様だけを中心としてきた苗族刺繍の研究に新たな可能性を提示する。すなわち、本論は刺繍糸を通して、苗族の刺繍技法や紋様を中心とした刺繍の見方ではなく、これまであまり注目されてこなかった物質としての糸を中心とする新な視点で刺繍製作を「紐解く」ことを試みるものである。
本文言語jpn
著者キーワード苗族
刺繍


変化
資料タイプtext
ファイル形式application/pdf
出版者山口大学大学院東アジア研究科
出版者ヨミヤマグチ ダイガク ダイガクイン ヒガシアジア ケンキュウカ
NII資料タイプ学術雑誌論文
ISSN1347-9415
NCIDAA11831154
学内刊行物(紀要等)東アジア研究
掲載誌名東アジア研究
掲載誌名別表記Journal of East Asian studies
18
開始ページ45
終了ページ63
発行日2020-03
著者版/出版社版出版社版
リポジトリIDD300018000004
地域区分山口大学
URIhttp://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/yunoca/handle/D300018000004