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フルテキストURLB030066000105.pdf ( 946.4KB ) 公開日 2017-03-28
タイトル肩関節授動術と術後リハビリテーションに超音波ガイド下持続腕神経叢ブロックが有効であった一例
タイトルヨミカタカンセツ ジュドウジュツ ト ジュツゴ リハビリテーション ニ チョウオンパ ガイドカ ジゾク ワンシンケイソウ ブロック ガ ユウコウ デアッタ イチレイ
タイトル別表記Continuous interscalene brachial plexus block for shoulder mobilization and rehabilitation
作成者坂本, 誠史
中西, 俊之
吉村, 学
鳥海, 岳
長弘, 行雄
住浦, 誠治
作成者ヨミサカモト, セイシ
ナカニシ, トシユキ
ヨシムラ, マナブ
トリウミ, タカシ
ナガヒロ, ユキオ
スミウラ, セイジ
作成者別表記Sakamoto, Seishi
Nakanishi, Toshiyuki
Yoshimura, Manabu
Toriumi, Takashi
Nagahiro, Yukio
Sumiura, Seiji
内容記述(抄録等)肩関節授動術に対し超音波ガイド下に持続腕神経叢ブロックを施行したことで,術後鎮痛に加え良好なリハビリテーション経過を得られた一例を経験した.患者は60歳代の男性,3ヵ月前に左上腕骨大結節骨折に対する観血的骨接合術を施行され,術後の肩関節拘縮に対して抜釘と観血的関節授動術を予定された.麻酔方法として全身麻酔に持続腕神経叢ブロックを併用する方針とした.神経ブロックは斜角筋間アプローチで行い,患側第5および第6頸神経根の間に0.375%レボブピバカイン15mLを単回注入し,カテーテル(Contiplex® C)を留置した.手術中の鎮痛効果は良好であった.手術終了直後から0.2%ロピバカイン6mL/hの持続注入を開始した.術後当日は肩から肘関節にかけて運動麻痺が見られたが,翌朝からは回復傾向となり以降患側上肢は徒手筋力テスト4~5で経過した.疼痛はVisual Analogue Scale(VAS)で安静時0~20mm,リハビリテーション時26~65mmで経過した.持続ブロック中の追加鎮痛薬はロキソプロフェンを1錠内服したのみであった.術後3日目にカテーテルを抜去し,以降特に問題なく経過して術後13日目に退院した.肩関節手術後の強い疼痛は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やオピオイドを用いてもコントロールが難しい.強い疼痛は心筋虚血や無気肺などの術後合併症の原因となるほか,リハビリテーションの妨げとなる可能性がある.そのため高い鎮痛効果をもつ持続腕神経叢ブロックが有用であるが,運動神経遮断を伴うとやはりリハビリテーションに不都合である.本症例では術翌日から筋力を維持しつつリハビリテーション時を含めた有効な疼痛コントロールを行うことができた.Contiplex® Cは単孔式の外筒を留置する形状(Catheter-Over-Needle)である.本製品は穿刺部位からの薬液漏出を防いでカテーテルの固定性を良好に保つことができ,効果的な持続留置に有用であった.

A 67-year-old man, with prior open reduction and internal fixation surgery for a proximal humeral fracture 3 months before, was admitted for wire extraction and shoulder mobilization to relieve joint stiffness.General anesthesia and continuous interscalene brachial plexus block(CISB)were scheduled. A Contiplex® C needle(B.Braun)was inserted between C5 and C6 under ultrasound guidance before induction of general anesthesia. After 15 mL 0.25% levobupivacaine was injected, the needle was withdrawn while holding the catheter. No significant change in vital signs was observed intraoperatively. Continuous infusion of 0.2% ropivacaine at 6mL/h was started immediately postoperatively. The patient presented motor block only on the day of the surgery. The reported Visual Analogue Scale scores for pain at rest and on rehabilitation were 0-20 and 26-65 mm, respectively. During the infusion of CISB, supplemental analgesia was only 1 tablet of loxoprofen. The catheter was removed on postoperative day(POD)3 and the patient discharged on POD13 with good range of motion in the shoulder joint. Pain after shoulder surgery hinders effective physiotherapy;however, this patient was able to undergo rehabilitation with decreasing pain because of CISB use.
本文言語jpn
著者キーワード持続腕神経叢ブロック
超音波ガイド下末梢神経ブロック
肩関節授動術
レボブピバカイン
Contiplex® C
主題医学
資料タイプtext
ファイル形式application/pdf
出版者山口大学医学会
出版者ヨミヤマグチ ダイガク イガッカイ
NII資料タイプ学術雑誌論文
査読の有無査読あり
ISSN0513-1731
NCIDAN00243156
学内刊行物(紀要等)山口医学
掲載誌名山口医学
66
1
開始ページ31
終了ページ36
発行日2017-02-01
著者版/出版社版出版社版
リポジトリIDB030066000105
地域区分山口大学
URIhttp://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/yunoca/handle/B030066000105