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フルテキストURLB030057000401.pdf ( 2.3MB ) 公開日 2011-10-20
タイトル抗リン脂質抗体症候群
タイトルヨミコウリン シシツ コウタイ ショウコウグン
タイトル別表記Anti-phospholipid syndrome
作成者野島, 順三
作成者ヨミノジマ, ジュンゾウ
作成者別表記Nojima, Junzo
作成者所属山口大学医学部
内容記述(抄録等)抗リン脂質抗体症候群は,抗カルジオリピン抗体やループスアンチコアグラントなどに代表される抗リン脂質抗体(aPL)の出現と,それに伴う動脈・静脈血栓症や習慣性流死産を特徴とする自己免疫性血栓性疾患であるが,その発症機序は未だ解明されていない.我々は,aPLがリン脂質に直接結合する抗体ではなく種々のタンパク分子が酸性リン脂質に結合し構造変化を起こした際に出現する新たなエピトープを認識して結合する抗体であることに着目し,5種類のリン脂質結合タンパク[β2-グリコプロテインI(β2-GPI),プロトロンビン(PT),プロテインC(PC),プロテインS(PS),アネキシンV(AN)]に対するaPLを認識エピトープ別に検出するELISAシステムを確立した.そして各エピトープ認識aPLと血栓性合併症との関連を検討した結果,β2-GPIおよびPTを標的抗原とするaPLは動脈血栓症の発症に関連しており,特に両抗体が共に陽性の患者群は脳梗塞など重篤な動脈血栓塞栓症のhigh risk群であることを明らかにした.一方,PCおよびPSに対するaPLは静脈血栓症で特異的に抗体の出現率が高く,特にPSを標的抗原とするaPLは深部静脈血栓症や肺塞栓症の重要な危険因子であることを見出した.また,ANを標的抗原とするaPLは習慣性流死産の発症に関連していることを確認した.さらにaPLによる血栓形成機序について,β2-GPIおよびPTに対するaPLが血小板の活性化を促進し,この血小板活性化促進作用が動脈血栓形成の重要な要因となることを明らかにした.一方,PSに対するaPLが後天性のAPC-resistance反応を惹起し,静脈血栓塞栓症の発症に強く関連していることを確認した.さらにβ2-GPIに対するaPLが細胞表面組織因子の発現を増加させ,アテローム性動脈硬化症を引き起こすことを明らかにした.
本文言語jpn
著者キーワード抗カルジオリピン抗体
ループアンチコアグラント
全身性エリテマトーデス
動・静脈血栓症
習慣性流死産
主題医学
資料タイプtext
ファイル形式application/pdf
出版者山口大学医学会
出版者ヨミヤマグチ ダイガク イガッカイ
NII資料タイプ学術雑誌論文
査読の有無査読あり
ISSN0513-1731
NCIDAN00243156
学内刊行物(紀要等)山口医学
掲載誌名山口医学
57
4
開始ページ81
終了ページ89
発行日2008-08-31
関連情報URL(IsVersionOf)http://ci.nii.ac.jp/naid/110006936816
著者版/出版社版出版社版
リポジトリIDB030057000401
地域区分山口大学
URIhttp://www.lib.yamaguchi-u.ac.jp/yunoca/handle/B030057000401